海難救助

寒川セーリング     2018/12/24  天気晴れ、気温10度、西の風10メートル

嬉しいことに新入会員が参加してくださいました。Tさんです。
Tさんは何とセーリング歴50年の大ベテランさんです。油壺と稲毛にクルーザーとディンギーをお持ちのお畏れ多い方です。前回入会いただいたMさんと3人で1020分に出航しました。

波は1メートル程度ですが20ノット超えの強風の中Mさんがティラーを握ります。


スカイツリーに進路を向けてツーポンでセールアップ。強風で艇が風上に上らない。メインセイルが伸びていてドラフトが強すぎるせいか。もっと上らせるためにジブをチョコっと出すつもりが、強風のため一気に展開してしまった。次回からあらかじめジブファーラーシートをクリートしてからジブを展開するようにします。もし下っている時だったら、強風でバウ沈的な状態になるかもしれませんw

1115分あまりの強風とスプラッシュで顔が痛くなってきたので、下ることにしました。
Tさんはメインを張ったままランニングしようと提案されましたが、強風の中経験の少ない私は怖かったので、メインを下ろしてジブだけ少し出すことを選択。千葉港の入り口に向かいます。


いい具合に下っていましたが、機帆走すべくエンジンをかけたところガクンと衝撃がありエンジン停止。再始動しますが、ニュートラルでからクラッチを入れるとエンジンが止まります。どうしたのかしらと周囲を見回すと、なんということでしょう、スタボーのジブシートが外れてポートサイドに引き込まれているではありませんか。


「ジブシートがペラに絡まった」私が叫ぶと他のお二人は目が点になっています。11月に入会したばかりのBANに頼むしかない。入会しておいてよかった。ペラに絡まったジブシートを切らないとジブをファーリングできないので切り、ジェネカーシートをジブに結びます。BAN に連絡するとすぐに加盟店である雄和に電話してくださり、20分後教習用のボートで雄和のYさんとMさんが駆けつけて下さいました。

たまたま近くを通りかかった海上保安庁艇が、ご親切なことに曳航するボートを寒川船だまりまで先導してくださいました。船だまりの入り口で心からの感謝を込めて最敬礼しました。皆様に大変なご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。1250分こうして無事寒川船だまりに到着しました。

ビジターポートに右舷付してホッとしていると、雄和のYさんが乗って来てくださり、絡まったジブシートを引っ張りながらクラッチを前進後進に入れたと思ったら、するんとシートが外すことができました。やった~。でも次に災難が待っていました。続く




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